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宮崎産うなぎに、〆の辛麺。奥深き宮崎の食カルチャーを探る【詩歩の死ぬまでに食べたい!日本の絶品ごはん#6】

 
こんにちは。絶景プロデューサーの詩歩です。
今回紹介するのは、独自の食文化を形成している宮崎県。冷汁や地鶏、チキン南蛮など、宮崎グルメは幅広い! どんなご当地料理に出合えるのか、宮崎の絶景とあわせて美味しいごはんをお届けします。

宮崎といえば、真っ青な空と海が広がる南国の景色を思い浮かべる方が多いのでは。空港を降り立つと、常夏の象徴のようなフェニックスの木がお出迎え。開放的な気持ちにさせてくれます。
熊本県境に向かえば人気観光地・高千穂峡があり、神話が生まれた厳かな雰囲気を味わうこともできる。エリアによってさまざまな顔を見せてくれるのが、宮崎県の魅力です。

宮崎の一大観光スポット・高千穂峡。澄んだ空気と水のミスト、森林浴を味わえる神聖な場所です
 
今回の旅で向かったのは、県のほぼ中央部に位置する西都市。市の南北には平坦な洪積層の台地が広がり、広大な地域全体が「特別史跡公園 西都原古墳群地帯」となっています。
点在する古墳群の数はなんと300基あまり。今から約1700年前の古墳時代に造られたといわれています。この地は「古墳と自然が調和した景観を残そう」と環境整備、維持保存を連綿と続けてきた場所。春になれば史跡公園には、約2000本の桜の木、約8haもの畑一面の菜の花が満開に! 淡い桜色と鮮やかな黄色が視界いっぱいに広がります。

どこまでも広がる菜の花と、満開の桜! 温暖で散策が気持ちいい

 
菜の花越しに見る古墳

全国から約25万人が訪れる、大人気のうなぎ専門店

花見を満喫しランチに向かったのは、古墳群から車で5~6分の場所にある老舗うなぎ専門店「うなぎの入船」です。1894年(明治27年)創業以来、うなぎ料理一筋。県内外から年間約25万人ものお客様が訪れるという人気店なんです。

派手さのない佇まいにひかれます
  
「うなぎの入船」のうなぎは、九州一円を中心に集荷された厳選された国産うなぎ。入口には「本日のうなぎは」と産地が書かれています。
私が伺ったときは、「宮崎県佐土原産・鹿児島県大隅産」でした。店主による手書きのボードに心がほっこりします。

さっそく、定番のうなぎ定食を注文。
入船さんでは、地下の天然水をくみ上げ、うなぎを1週間前後泳がせているそう。そうすることで、うなぎの独特の臭みがなくなりおいしさが引き立つのだとか。備長炭焼きにより、うなぎの香ばしさが引き出され、いい匂いがお店に広がります。

創業時から受け継がれる入船の秘伝タレでいただきます
  
炭火で焼かれた外側の、香ばしくパリッとした食感と、ふわふわな身のバランスは絶妙!「うなぎってこんなにおいしかったっけ!」と声を上げてしまうほど。甘みのあるタレに、ご飯もすすみます。
定食についてくる宮崎の郷土料理「呉汁」も、ここでしか味わえないおいしさ。ペースト状にすりつぶした大豆と味噌汁が合わさったものですが、クリーミーで満足感たっぷり。全国から絶品うなぎを求めて来るという理由がわかりました。

うなぎの入船 
URL:http://www.u-irifune.com/index.htm

〆に辛麺。宮崎の食カルチャーを堪能!

宮崎に来たからには、名物「鶏の炭火焼」が食べたい! ということで訪れたのが、宮崎駅から徒歩10分ほどの「丸万焼鳥」です。1954年創業の老舗店であり、「鶏もも焼き元祖のお店」といわれているんです。

宮崎市内の繁華街・西橘通沿いにある支店。本店もすぐ近くにあります
  
炭火焼の香ばしい匂いとともに運ばれてきた「もも焼き」(1,200円)。噛めば噛むほど旨味が口いっぱいに広がり、脂身の甘さもあふれ出てくる…!箸が止まらないとはまさにこのこと。噛み応えのある食感も好きでした。

お酒がすすむこと必至な一品です
  
丸万焼鳥
URL:https://tabelog.com/miyazaki/A4501/A450101/45000499/

〆のごはんにいただいたのは、「宮崎の〆」として知られている「辛麺」です。「せっかく食べるなら元祖辛麺を」と、有名な辛麺屋桝元(中央通り店)へ。
桝元さんの辛麺は「こんにゃく麺」といわれ、こんにゃくに似た食感が特徴の独特の麺。食物繊維がたっぷり含まれダイエットにも最適なんだとか。ニラとたまごが入って栄養満点ですし、唐辛子がたっぷり入って代謝も上がる。〆だけどヘルシーなところが、女性にも大人気です。

女性一人で来ている方も多い。ヘルシーな辛麺なら、夜遅くに食べても安心⁉

 
秘伝のオリジナルスープがクセになる、桝元の「元祖辛麺」(750円~)。辛さも選べます

辛麺屋桝元
URL:https://www.karamenya-masumoto.com/

(まとめ)
短い旅では食べきれない宮崎グルメ。宮崎牛も地鶏も、魚介もフルーツも、おいしいものを全部食べたい!という方は、ゆっくり滞在型の食い倒れの旅をおすすめします。

インタビュー/SHOYU編集部
文/田中瑠子
写真/詩歩
訪問日/2018年3月

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